ごあいさつ
高知県美術家協会は、平成3年10月に発足しました。同時に、相互情報交換親和や研鑽の場として会報「杜」を刊行することとなり、創刊号は12月に誕生しています。
現在は、洋画・日本画・版画・書道・彫塑・工芸・グラフィックデザイン・先端美術・写真の各分野で活躍する約180名が所属する美術家の集まりとなっています。
この度、当協会の展覧会情報や作品の紹介、加えて会員の活動状況など幅広く発信することを目的とし、ホームページを開設いたしました。
今後、より多くの皆様に親しんでいただけますよう新しい情報を更新してまいりますので、お気軽にアクセスしていただければ幸いです。
令和2年10月20日
高知県美術家協会
会長 森本 忠彦
高知県美術家協会の概要
高知県在住の美術家(洋画、日本画、書道、彫刻、工芸、写真、GF、先端の8部門)相互の連絡、提携の場となり、美術に関する諸問題の研究と親和を図り、併せて高知県美術界の発展向上に寄与することを目的として、1991年10月に発足した。
発足に当たり、筒井広道初代会長(高知大学名誉教授)が、会報「杜」創刊号に協会設立の経緯を寄稿しております。
・・・「高知県立美術館建設期成同盟会をつくって促進に動きだしたのは、昭和59年のことであった。 それも新聞紙上で県知事が美術館建設を表明してからは、その実現の日をひたすらに待ち望むようになってからである。 会員有志は街頭に出て、市民に訴え署名を集めたが市だけでなくそれが県下にわたり、さらにチャリティー展を開いてその収益を、美術館建設の一助にと県に寄贈もした。 なおまた、美術館の構想について県側と話し合いもし、受け入れられなかった点もあるものの、それなりの成果はあったと自負している。ようやくにして美術館の構想は固まり、建設が確実となった段階で、期成同盟会の名称は仕事の内容からみてそぐわなくなり、建設協力会に変更して活動を続けていたが、やがて協力の内容があいまいとなり、会そのものの存続を検討する必要に迫られ、解散をも考えられもした。
しかし数ヵ年同志として集まってきたこの会を解散するにはしのびず、発展的解消して、美術館をも含めて広く県美術文化に寄与すべきとの考えから、高知県美術家協会として発足したのは去る十月である。・・・1991年12月15日発行「杜」創刊号より抜粋